「トライオートFXの設定、何から手をつければいいの?」──そんな不安、痛いほどわかります。ぼくも最初は数字だらけの画面に固まりました。でも、設定の“意味”さえ掴めば、あの不安は一気に静かになります。この記事では、初心者が迷いやすいポイントを噛み砕いて整理し、専門家として“安全に勝ちやすい設定の作り方”をゼロから導きます。今日からあなたも、ほったらかしで資産が積み上がる未来へ進めますよ。ちょっとワクワクしませんか?
まず最初に知るべきこと|トライオートFX自動売買の設定方法の“全体像”
「トライオートFXの自動売買を始めたいけど、設定画面を開いた瞬間に固まった……」という声、本当に多いです。値幅・本数・数量・利確幅と、いきなり数字だらけの画面が出てくると、投資経験がある大人でも一気にやる気が削がれますよね。
ただ、安心して大丈夫です。トライオートFXの自動売買は、実はやること自体はたった3ステップしかありません。仕組みを少しだけ理解してから触れば、初心者でも「ほったらかしで毎月コツコツ狙う設定」にちゃんと近づいていきます。
ここでは、細かいテクニックに入る前に、トライオートFX自動売買の設定方法の“全体像”を先に整理します。この記事だけで完結するように書きつつ、さらに深く知りたい人向けには、トライオートFXの仕組みをまとめた総合ガイドや「トライオートFXとは?」を解説した基本ガイドにも自然につながるようにしてあります。
まずは肩の力を抜いて、「選ぶ → 確認 → 稼働」というシンプルな流れをイメージしながら読んでみてください。スマホ片手でも理解できるように、できるだけ専門用語をかみ砕いていきます。
設定方法は3ステップだけ|「選ぶ→確認→稼働」の流れを図解で理解
トライオートFXの自動売買は、画面こそ複雑に見えますが、やることは本当にシンプルです。自動売買プログラムを選んで、内容を確認して、稼働ボタンを押すだけ。この3ステップを頭に入れておくだけで、設定のハードルがグッと下がります。
イメージしやすいように、人の動きに置き換えてみます。あなたはスーパーでお惣菜を選ぶように、まずは「どの自動売買プログラムを買い物カゴに入れるか」を決めます(自動売買セレクトやビルダーで選ぶ段階)。次に、値札や量を確認して「この量で足りる?予算オーバーしていない?」をチェックします。最後に、レジでお会計を済ませるのが「今すぐ稼働」を押すイメージです。
もう少しだけ投資っぽい言い方をすると、流れはこうなります。
- ステップ1:自動売買プログラムを選ぶ(自動売買セレクト or ビルダー)
- ステップ2:設定内容と必要資金を確認する(レンジ幅・本数・数量・利確幅・推奨証拠金など)
- ステップ3:稼働ボタンを押して運用をスタートする(カート経由 or 今すぐ稼働)
多くの初心者がつまずくのは、この3ステップをバラバラに考えてしまうからです。「先に設定をいじりたくなる」「いきなりビルダーでゼロから作ろうとする」と、難しく感じて当然です。まずは選ぶ → 確認 → 稼働という一本道で考えてください。
トライオートFXの全体像や、自動売買の仕組みそのものをもっと深く知りたい場合は、トライオートFXの自動売買の仕組みと特徴をまとめた総合ガイドや、「トライオートFXとは何か」を解説した基本ガイドも合わせて読むと、よりスッキリ理解できます。
設定項目(値幅・本数・数量・利確幅)の意味を先に理解すると失敗しない
3ステップの流れを理解したら、次は設定画面に出てくる4つのキーワード「値幅・本数・数量・利確幅」を押さえましょう。この4つさえ理解できれば、トライオートFXの設定は一気に怖くなくなります。
まず、トライオートFXの自動売買では、一定の価格帯(レンジ)の中に、同じような注文を何本も並べておくイメージで運用します。価格が下がったところで買って、上がったところで売る。これを機械的に繰り返すために、細かいルールを数字で指定していきます。
| 項目 | ざっくりイメージ | 設定のポイント |
|---|---|---|
| 値幅(レンジ幅) | 自動売買を動かす「価格の幅」 | 想定している値動きの範囲。広く取りすぎると資金が足りなくなりやすい。 |
| 本数 | レンジの中に並べる注文の本数 | 本数が多いほどこまかく拾えるが、必要資金も増える。 |
| 数量 | 1本あたりの取引量(何万通貨か) | 数量を増やすほど1回の利益も損失も大きくなる。 |
| 利確幅 | いくら動いたら利益を確定するか | 狭くすると回数は増えるが1回あたりは小さく、広くすると逆になる。 |
公式マニュアルでは、レンジ幅と本数から注文間隔が決まることも説明されています。たとえばレンジ幅100pips・本数10本なら、だいたい10pipsごとに注文が並ぶイメージです。「値幅」と「本数」はペアで考えるものだと覚えておくと、すぐに慣れます。
一方で、数量と利確幅は、「どれくらいのペースで、どれくらいの大きさの利益を取りにいくか」を決めるパラメータです。数量を増やせば利益も増えますが、ロスカットのリスクも高まります。利確幅を狭くすればコツコツ型、広くすればじっくりドカン型に近づいていきます。
いきなり完璧を目指す必要はありません。最初は、トライオートFXの自動売買プログラムに用意されている推奨値をベースにしつつ、「この数字は何を意味しているのか」だけ理解しておくことが大事です。意味がわかっていれば、あとから自分の資金や性格に合わせて微調整できます。
初心者が混乱しやすいポイントを最初に整理しておく
ここまで読むと、「意外とシンプルかも」と感じた人もいると思いますが、現実には多くの初心者がスタート時点でつまずきます。その原因は、混乱ポイントを事前に知らずに、いきなり本番画面で迷子になってしまうことです。
トライオートFXの設定で、特に初心者がよく混乱するのは次のあたりです。
- 自動売買セレクトとビルダーの違いがわからないまま、とりあえずビルダーを触ってしまう。
- 他人の設定値だけを真似して、資金量やリスク許容度を合わせていない。
- 含み損が増えてきた瞬間に「設定が間違っていたのでは?」と不安になり、焦って停止してしまう。
- スマホアプリの画面が多くて、「どのボタンを押せば設定画面に行けるのか」が最初わかりづらい。
どれも冷静に見れば対処できますが、お金が絡むと人は一気に慎重になり、不安が増幅されます。ぼく自身、最初に自動売買を触ったときは「このボタンを押したら一気に大損するのでは?」と、意味もなく手が止まりました。
そこでおすすめなのが、この記事のような「設定方法に特化したガイド」で全体の流れをつかんでから、トライオートFXの仕組みやメリット・デメリットを解説した基本ガイドを読み直すやり方です。設定の意味がわかったうえで仕組みを読むと、理解のスピードがまるで違います。
また、「自分はどんなタイプの自動売買が向いているのか」を知りたい場合は、初心者向けにトライオートFXの向き・不向きを解説した記事を合わせて読むと、設定の方向性も決めやすくなります。自動売買セレクトでおまかせ寄りにするのか、ビルダーで細かく攻めるのかも決めやすくなります。
大事なのは、設定で迷う時間を減らして、運用と振り返りに時間を使うことです。最初に混乱ポイントを整理しておけば、「よくある不安だな」と落ち着いて対処できます。
H2-1のまとめ|設定の“全体像”を先に理解しておくメリット
- トライオートFXの自動売買は、実質的には「選ぶ → 確認 → 稼働」の3ステップで設定できる。
- 値幅・本数・数量・利確幅という4つの項目の役割を理解すると、設定画面への苦手意識が大きく減る。
- 初心者が混乱しやすいポイント(セレクトとビルダーの違い、他人の設定の丸パクリ、含み損への不安など)を事前に知っておくと、冷静に判断しやすくなる。
- 設定の全体像をこの記事で押さえたうえで、トライオートFXの仕組みや初心者向きかどうかを解説したガイドを読むと、理解が一気に深まる。
まずは、トライオートFX自動売買の設定方法の“地図”を頭に入れました。次のステップでは、この地図を使って、実際の画面でどのように設定していくかを、一緒に具体的に確認していきましょう。
実際に設定する前の準備|口座開設〜入金〜初期設定をカンタン解説
トライオートFXの自動売買は、設定そのものよりも「始める前の準備」でつまずく人が圧倒的に多いです。特に、ログイン直後の画面が少し複雑だったり、資金移動の手順が分かりづらかったりして、「え?どこを押せば設定画面に行けるの?」と不安になってしまう人が多いんですね。
ただ、安心してください。ここで紹介する準備は、どれも難しい操作ではありません。スマホでもPCでもサクッと進められるうえに、**この準備を丁寧にやるだけで設定ミスのリスクが一気に減ります。**
総合ガイドのような広い範囲ではなく、今回は“設定前の必須準備だけ”に完全特化して、初めての方が迷わないようにスマホ画面をイメージしながら書いていきます。
公式アプリ・PCどちらでもOK|ログイン後にまずやる作業
トライオートFXは、スマホアプリでもPCでも同じアカウントで管理できます。最初のログイン後にやるべき操作は共通で、ここを押さえておくと設定画面まで迷いません。
まず、ログインしたら「自動売買」タブを必ず開くこと。これを知らないまま「どこで設定をするの?」と迷子になる方が本当に多いです。画面上部のメニューにある「自動売買」をタップすると、自動売買セレクトやビルダー・シミュレーションがまとめて表示されます。
次に、初回ログイン時はお知らせ・メンテナンス情報・証拠金維持率の表示などが並ぶので、一通り確認しておくと安心です。特に証拠金維持率は後の運用で重要になるので、「画面のどこに表示されるか」を最初に覚えておくと、いざという時に焦りません。
アプリ利用の人は、ホーム画面から「自動売買」ボタンにすぐ飛べるように位置を覚えておくと快適です。ぼくも最初の頃、「ホーム → どこだ? → あれ?注文画面じゃない」と迷った経験があります。スマホだと“押す場所が1つ違うだけで全然違う画面に行く”ので、ここは何度か触って慣れておく価値があります。
自動売買口座への資金移動のやり方
次に、非常に大切なのが資金移動です。トライオートFXは、証券口座全体とは別に「自動売買専用の口座」があり、ここへお金を移すことで初めて自動売買が稼働します。
最初、「あれ?入金したのに自動売買が動かない…」と焦る方のほぼ全員が、この資金移動を忘れています。操作は簡単なので、ここで一度理解しておきましょう。
手順はとてもシンプルです。
- トライオートFXのマイページにログイン
- メニューから「振替」または「資金移動」を選択
- “証券口座 → 自動売買口座”へ移す金額を入力
- 確認して実行
これで、自動売買専用口座に資金がセットされ、設定画面に表示される「推奨証拠金」との比較ができるようになります。推奨証拠金より少なすぎると、設定したくても警告が出たり、稼働してもリスクが高くなったりするので、後で出てくる設定項目と合わせて確認してください。
スマホでは、ホーム → 振替 という順番で進めばOKです。慣れると30秒で終わる作業ですが、初めてだと“どこを押すべきか”がわかりにくいので、最初の1回だけはゆっくりやればOKです。
安全に始めるための“最初の資金配分”の考え方
資金移動ができたら、次は自動売買用の資金配分を決めていきます。実は、ここが設定の成否を大きく左右します。「資金をいくら入れるか」で、自動売買がどれだけ安定するかが変わるんです。
まず覚えておきたいのは、トライオートFXの自動売買は、レンジ内に複数のポジションを持つ“積み上げ型の仕組み”なので、最初に多めの資金を入れておくほうが後から楽になること。とはいえ、最初から無理をする必要はありません。
基本となる考え方は次の3つです。
- 余裕資金の中から、まずは“自動売買に回せる金額”を決める(生活資金とは必ず分ける)
- 1つの設定に全額は入れず、20〜40%ほど余力を残す(証拠金維持率の確保)
- 推奨証拠金の1.3〜1.5倍を目安にする(急な値動きでも対応できる)
初心者が一番やりがちなのが、「推奨証拠金ギリギリ」や「資金を全額ひとつの設定に突っ込む」ことです。たしかに数字上は動きますが、相場が少し荒れた瞬間に強制ロスカットの危険が一気に高まります。
例えば、推奨証拠金が10万円なら、13〜15万円ほど入れておくとかなり安定します。もし不安なら、最初は少額設定で慣れながら、資金に対してどれくらいの余力が必要なのか感覚を掴むのも良いスタートです。
運用スタイルが定まっていない人は、トライオートFXの特徴を整理した総合ガイドや、初心者向けにまとめた基本ガイドを見ると、自分の性格に合う資金配分のイメージも掴みやすくなります。「コツコツ型なのか」「波が大きいのに強いのか」で、資金の置き方が大きく変わるためです。
H2-2のまとめ|設定前の準備ができると失敗しにくくなる
- ログイン後は必ず「自動売買」タブを開いて、設定画面への動線を理解しておく。
- 自動売買を動かすには、証券口座→自動売買口座への“資金移動”が必須。
- 資金配分は、推奨証拠金の1.3〜1.5倍を目安にして余力を残すと安全性が上がる。
- 準備段階で迷わないだけで、設定の質と安定性が大きく変わる。
ここまでの準備がしっかりできていれば、次のステップ――いよいよ「設定項目の理解と設定の具体的手順」がスムーズになります。焦らず、一つずつ丁寧に進めていきましょう。
トライオートFX自動売買の設定方法|基本の4項目を徹底解説(値幅・本数・数量・利確幅)
ここからは、トライオートFXの“心臓部分”ともいえる4つの基本設定(値幅・本数・数量・利確幅)を、徹底的にわかりやすく解説していきます。正直、この4つさえ理解できれば、トライオートFXの設定で迷う場面は激減します。
多くの初心者が「設定が難しい…」と感じるのは、この4項目の意味を知らないまま数値だけをいじってしまうからです。逆に、意味が腑に落ちれば、ビルダーでもセレクトでも、自分で判断しながら安全に設定できます。
ここはNo.9(設定ガイド)の中心で、他の記事を読む前に絶対に理解しておきたい部分です。あなたの運用の安全性と利益の伸びやすさが大きく変わるので、ぜひ肩の力を抜いて読み進めてください。
値幅|注文を出す“幅”をどう決める?レンジの決め方の基本
まず最初に理解したいのが「値幅(レンジ幅)」です。値幅とは、自動売買を動かす“価格の範囲”のこと。簡単に言えば、「このゾーン内で売買していこう」という運用の舞台を作るイメージです。
たとえば、米ドル/円の相場が現在150円前後なら、145〜155円の10円幅をレンジにする、といった決め方をします。この“レンジの幅”が設定の前提になるため、適当に決めるのは危険です。
レンジの決め方にはポイントがあります。
- 過去の値動き(チャート)をざっくり確認すること
- 現在の相場が上か下かだけにとらわれないこと
- 広げすぎると資金が足りなくなることを理解しておくこと
初心者の場合、どうしても“広めに設定したほうが安全そう”と思いがちです。ただ、実はその逆で、広すぎるレンジは必要資金が急激に増え、ロスカットしやすくなります。レンジ幅は「欲張らず、今の相場から少し余裕を持たせる」程度がちょうどいいです。
慣れないうちは、トライオートFXの自動売買セレクトで提示されている値幅を参考にすると、極端に広すぎる設定を避けられます。
本数|レンジ内に何本の注文を作るか?初心者はここが最重要
値幅に続いて重要なのが「本数」です。本数とは、レンジ内に並べる注文の数のこと。この数が多いほど“こまかく買って・こまかく売る”動きが増え、小さな利益を積み重ねやすくなります。
ただし、本数が増えるということは、同時に必要資金が増えるということでもあります。ここを理解していないと、推奨証拠金ギリギリの危険な設定になってしまいます。
初心者にとって、本数は最も判断が難しい項目です。理由は、表面的には“多いほうが収益が多そう”に見えるから。しかし実際は、本数が多すぎると含み損も積み上がり、相場の上下で精神的に追い込まれます。
次の基準を覚えておけば、本数の設定で失敗しません。
- 本数が増えるほど資金負担も増える
- 初心者は少なめ本数のほうが安全
- セレクトの本数は“理由があって決められている”ため最適化されている
最初は、本数を増やすより安全性を優先したほうが成功率が上がります。実際、ぼく自身も本数を欲張った時期があって、含み損の増え方が怖くて途中で設定を見直した経験があります。「少なめにしておいて良かったな」と思う場面、本当に多いです。
数量|1本あたりの取引量の決め方|資金管理の肝
次は「数量」です。数量とは、1本の注文で“何万通貨を取引するか”という設定。ここは利益とリスクがダイレクトに変わる部分なので、慎重に決めたい項目です。
数量の特徴は、とてもシンプルです。
- 数量を増やせば、1回の利益は増える
- 数量を増やすほど、損失や必要証拠金も増える
つまり、“攻めるか守るか”の中心になるのが数量です。特に初心者は、設定画面で見える利益の試算に夢を見がちで、「数量をちょっと上げてみるか…」と欲が出やすい。でも、数量を上げると必要証拠金は一気に増え、ロスカットの危険も高まります。
初心者におすすめなのは、以下の考え方です。
- リスクを抑えるなら最小数量(例:0.1万通貨)からスタート
- 数量を増やすのは“運用に慣れて、十分な資金余力がある状態”に限る
- 1つの設定で数量を増やしすぎない(複数設定を持つ場合は特に注意)
数量は欲を出した瞬間に崩れる部分なので、慣れるまでは“小さな数量”でコツコツ型を目指すのが安全です。
利確幅|利益を確定する間隔の決め方と初心者おすすめ値
最後は「利確幅」です。利確幅とは、価格が一定量動いたら利益を確定するための“幅”のこと。たとえば20pipsで利確する設定なら、価格が20pips動いたときに自動で決済されます。
利確幅は、利益の積み上がり方を左右する非常に重要な項目です。利確幅を狭くすると、小さな利益を何度も積み重ねやすく、広くすると1回あたりの利益は増えるものの、決済の回数は減ります。
初心者が最初に悩みやすいポイントですが、次の基準を覚えると迷わなくなります。
- 利確幅を狭くすると「コツコツ型」になりやすい
- 利確幅を広くすると「じっくり型」になりやすい
- 初心者は20〜40pips程度が扱いやすい
利確幅が広すぎると、決済されるまでの時間が長くなり、「本当に動いてる?大丈夫?」と不安が増えます。逆に狭すぎると、スプレッドとのバランスが悪くなり、効率が落ちる場合があります。
最初は、トライオートFXの自動売買セレクトで提示されている利確幅を基準にするのが最も安全です。「この方法が自分に合っているか」を確認しながら、少しずつ調整すればOKです。
H2-3のまとめ|4つの項目を理解すれば設定は怖くない
- 値幅は“自動売買が動く舞台”であり、広げすぎは必要資金が増える原因になる。
- 本数は“注文の密度”であり、増やしすぎると資金と精神的負担が大きくなる。
- 数量は利益とリスクに直結するため、初心者は最小数量からのスタートが安全。
- 利確幅は利益確定のタイミングを決める項目で、最初は20〜40pipsが扱いやすい。
- 4つの項目を理解すると、自分の資金や性格に合わせた設定ができるようになる。
ここまで理解できれば、次はいよいよ“具体的にどう設定画面を操作するか”という実践ステップに進めます。焦らず、一歩ずつ進んでいきましょう。
5分でできる!自動売買セレクトを使った“かんたん設定方法”
「設定って難しそう…」という初心者の不安を一気に解消してくれるのが、トライオートFXの自動売買セレクトです。ぼく自身、最初は設定画面の数字にビビっていたタイプですが、セレクトを使った瞬間に「あ、これなら迷わない」と肩の力が抜けました。
自動売買セレクトは、プロが設計したストラテジーをそのまま稼働できる“完成品プログラム”。値幅・本数・数量・利確幅など、先ほど学んだ設定項目がすでに最適化されているため、初心者が最短で安全にスタートできるように作られています。
ただし、セレクトに頼りっぱなしではなく、「どこをチェックすれば安全か」「どんな基準で選べばいいか」「推奨値をそのまま使うべきか」の判断ができると、運用の質は大きく変わります。
ここでは、No.4(自動売買セレクトの詳しい使い方)に進む前の“基礎”として、セレクトの画面の見方と、初心者向けの正しい選び方をわかりやすく整理します。
自動売買セレクトの画面の見方|どこを見れば安全性がわかる?
自動売買セレクトの画面はシンプルですが、初心者が特に注目すべきポイントは3つだけです。実はこの3つを見るだけで、安全性の大部分が判断できます。
- 推奨証拠金(最低限どれくらい資金が必要か)
- 最大ポジション数(どれだけ注文を抱える可能性があるか)
- 利確幅とレンジ幅のバランス(利益の積み上げ方のイメージ)
推奨証拠金は、ストラテジーが想定している値動きに耐えるための基準資金です。この金額に対して余裕がどれだけあるかが安全性の目安になります。たとえば推奨証拠金が15万円なら、20万円〜25万円ほど入れておくと急な値動きにも耐えやすいです。
最大ポジション数は、どれだけ“同時にポジションを抱えるか”を示すため、含み損の増え方にも関係します。ポジション数が多いほどレンジを細かく拾えますが、資金には余力が必要です。
利確幅とレンジ幅は、どれくらいの頻度で利益が積み上がるかを決める重要な要素です。画面では利確幅(○pips)とレンジ幅(全体の範囲)が一目でわかるように設計されているので、ストラテジーごとに“利益を狙うリズムの違い”が見えてきます。
画面に数字が並んでいても、この3つさえ見ておけば大丈夫です。細かい数字に惑わされず、“安全に動かせるかどうか”の視点で確認しましょう。
おすすめストラテジーの選び方|初心者が失敗しない基準
自動売買セレクトにはいくつかのストラテジーがありますが、その中から“初心者に向いているもの”を選ぶには、いくつかの基準があります。名前の印象や収益のグラフだけで選ぶと、リスクが大きすぎて後悔する場合もあります。
初心者が失敗しない選び方の基準は次の通りです。
- 過去の収益曲線が“ゆるやかな右肩上がり”になっているものを選ぶ
- 最大ポジション数が多すぎないものを選ぶ(資金負荷が大きいため)
- レンジ幅が極端に広すぎるストラテジーは避ける
- スワップ依存の戦略は慣れてから(初心者には値動き型が扱いやすい)
ストラテジーの個別解説はNo.4・No.6・No.7に詳しいのでここでは触れませんが、初心者が“見た目の利益だけで飛びついてしまう”ことが最も危険です。
ポイントは、派手さより安定性を優先すること。ゆるやかに利益が積み上がっているストラテジーのほうが、含み損に慣れていない段階では続けやすいです。
また、自分の資金に対して無理のあるストラテジーは避けるべきです。推奨証拠金の数字を見て、「ここに余力をどれくらい上乗せできるか?」を基準に選ぶと、長く安定して続けられます。
設定値をそのまま使うケースと調整するケースの違い
自動売買セレクトの魅力は“推奨設定のまま稼働できる”ことですが、すべての人にとって最適とは限りません。自分の資金量やリスク許容度によって、設定値をそのまま使うべきときと、調整したほうが良いときがあります。
まずは、推奨設定のまま使って良いケースから整理します。
- 資金に十分な余裕がある場合(推奨証拠金の1.3〜1.5倍以上)
- トライオートFXが初めてで、まずは慣れたいとき
- 複数の設定を同時に使わないとき
この条件に当てはまるなら、推奨設定は安全性と利益バランスがとれた状態なので、手を加えずそのまま稼働してOKです。特に初心者は、まず“自動売買がどう動くか”を肌で感じることが大切なので、いきなりカスタマイズする必要はありません。
一方で、調整したほうがよいケースは次の通りです。
- 資金が推奨証拠金ギリギリで余力が少ないとき
- リスクを抑える目的で、本数や数量を減らしたいとき
- 複数ストラテジーを同時に運用したいとき(資金配分が変わる)
特に数量を調整するケースは多いです。数量が大きいままだと証拠金維持率が下がりやすいので、不安を感じる人は“数量を最小に落としてから稼働する”のが安全です。
慣れてきたら、利確幅や本数を微調整して“自分好みの収益ペース”に調整することもできます。ビルダーでの完全カスタムに挑む前のステップとして、セレクトで少しずつ調整するのは非常に良い練習になります。
H2-4のまとめ|セレクトを使えば初心者でも安全に5分で設定できる
- 自動売買セレクトは、設定項目が最適化された“完成品プログラム”。初心者が最短で始められる。
- 画面では「推奨証拠金」「最大ポジション数」「利確幅とレンジ幅」の3つをチェックすれば安全性が判断できる。
- ストラテジーを選ぶときは“派手さ”より“安定性”を優先することが重要。
- 推奨設定のまま使えるのは資金に余裕があるときで、資金が少ない場合は数量や本数を調整すべき。
- セレクトは、ビルダーでの自作設定に挑む前の最適なステップにもなる。
自動売買セレクトを理解できれば、トライオートFXの難易度は一気に下がります。次は、より自由度の高い設定をしたい方向けに、ビルダーの使い方にも進んでいきましょう。
自分で設定したい人向け|ビルダーの使い方をわかりやすく説明
自動売買セレクトだけでも十分に運用できますが、「もっと自分の相場観を反映したい」「利益ペースを自分好みに調整したい」と感じ始めたら、次のステップがビルダーです。ビルダーは、トライオートFXの中でも自由度が最も高い機能で、値幅・本数・数量・利確幅などをすべて自分で決められる“オーダーメイドの自動売買”が作れます。
とはいえ、最初にビルダー画面を開いた人の多くが、「設定項目が多すぎてどこから触ればいいかわからない…」と戸惑います。実際、ぼく自身も最初は「全部いじってみたいけど、どこを変えるとどう動くのか」がつかめず、画面の前でずっと固まっていました。
だからこそ、ここではビルダーの“入口だけ”をシンプルに解説します。No.5 や No.8 の「ビルダー完全ガイド」に進む前に、迷わず触れる状態を作ることが目的です。最初の一歩がつかめれば、あとは応用していくだけで自由度の高い設定が作れるようになります。
ビルダー画面の基本構造|どこを触れば設定を変えられる?
ビルダーの画面は複雑に見えますが、構造を理解すれば「どこが何の設定か」が一瞬でわかるようになります。触るべき場所は大きく3つだけです。
- ① レンジ(価格帯)を決めるスライダー
- ② 注文の本数(何本並べるか)を入力する欄
- ③ 数量・利確幅など細かいルールを選ぶ項目
ビルダー画面の上段には、相場のチャートと「注文を置く範囲(レンジ)」を指定するスライダーがあります。ここで価格帯をドラッグして決めると、その下に並ぶ設定項目が自動で連動します。
中段には、「本数」や「数量」を設定する入力欄があり、本数を増減すると必要資金の目安や最大ポジション数も変わります。「本数 × 数量 × 値幅」が自動売買の骨格なので、この欄は最も触ることが多い部分です。
下段では利確幅や注文の種類(買い・売り・両建てなど)を選び、最後に推奨証拠金とイメージの収益曲線が表示されます。画面の順番どおりに上から触っていけば、自然と“形になった設定”が仕上がるように作られているのがビルダーの良いところです。
値幅・本数・数量の“正しい並び順”で設定すると失敗しない
ビルダーで最も重要なのは、設定を触る順番です。この順番を間違えると、設定がバラバラになって資金負担も読みにくくなります。逆に、正しい順番で調整すれば初心者でも驚くほど安定した設定が作れます。
ビルダーを触る順番はこの3ステップが基本です。
- ① 値幅(レンジ)を決める → まず“どの範囲で戦うか”を決める
- ② 本数を決める → レンジの中に“どれだけ細かく注文を置くか”を決める
- ③ 数量を決める → 最後に“利益とリスクの大きさ”を微調整する
この順番はとても重要です。理由は、先に数量を調整してしまうと、本数を増減したときの必要資金が大きく変わってしまい、設定が破綻しやすくなるからです。
具体的な流れのイメージを描くとこうなります。
まず、チャートを見ながら「ここからここまで動きそうだな」という値幅を決めます。次に、値幅の中に注文を何本置くかを本数で調整します。本数が決まれば“どれくらいのペースで利益を拾う設定なのか”が見えてくるので、最後に数量でリスクと利益率を整えます。
値幅 → 本数 → 数量の順で設定すると、自然と“資金に無理のない設定”になります。この並び順はぜひ覚えておいてください。
バックテストの見方|危険な設定を避ける3つのポイント
ビルダーを使うなら、バックテストの見方は絶対に欠かせません。バックテストとは、「過去の相場でこの設定がどんな動きをしたか」を確認する機能で、危険な設定を避ける“安全装置”のようなものです。
初心者でも見やすいように、押さえるべきポイントは3つだけです。
- ① 最大ドローダウン(最大含み損)が大きすぎないか
- ② 収益曲線がギザギザしすぎていないか
- ③ 必要証拠金が急に跳ね上がる場面がないか
最大ドローダウンが大きすぎる設定は、「過去に大きな含み損を抱えた」ということを意味します。もちろん過去がすべてではありませんが、含み損に慣れていない初心者には精神的にキツくなりがちです。
収益曲線がギザギザしすぎる設定も注意です。ギザギザが激しいということは“値動きに敏感で荒れやすい”という特徴があり、安定性が低くなります。右肩上がりに近いゆるやかな曲線のほうが安定重視の運用に向いています。
また、必要証拠金の跳ね上がりがある設定は危険です。値幅が広すぎたり、本数が多すぎると、突然必要な資金が増えて証拠金維持率が一気に下がることがあります。これをバックテストで確認しておけば事故を回避できます。
バックテストは“完璧を保証する機能”ではありませんが、“危険な設定を事前に避ける”という意味で非常に役立ちます。最初のうちは、「最大ドローダウンの大きさ」と「収益曲線の形」だけでもチェックする価値があります。
H2-5のまとめ|ビルダーは順番とチェックだけ守れば怖くない
- ビルダー画面は「レンジ → 本数 → 数量」の順で触ると迷わない。
- 値幅・本数・数量をこの順で決めることで、資金に無理のない設定が自然と作れる。
- バックテストは“危険な設定を避けるための安全確認”として必ずチェックする。
- 最大ドローダウン・収益曲線の形・必要証拠金の跳ね上がりが要注意ポイント。
- ビルダーは難しそうに見えるが、基本構造を押さえると初心者でも扱いやすい。
ビルダーの基礎部分を理解できたら、次はNo.5 や No.8 の“応用編”へ進むことで、自分だけの自動売買を作り上げられるようになります。焦らず、一歩ずつ設計力を伸ばしていきましょう。
資金別のおすすめ設定例|10万円・30万円・50万円で狙える利益の目安
トライオートFXの自動売買は、使う資金によって「できる設定」と「狙える利益」のイメージがガラッと変わります。資金が少ないほど守りを重視しなければならず、逆に資金に余裕があるほど、レンジを広げたり本数を増やしたりして“利益の取り方”を調整できます。
ただ、初心者の多くがつまずくのが「どれくらい入れたらどれくらい稼げるの?」というリアルな基準。ここを曖昧にしたまま始めると、含み損が増えたときに「自分の設定が合っているのか」さえ判断できなくなります。
そこで今回は、No.9(設定ガイド)限定の“資金別で安全に始める設定の指標”をわかりやすくまとめました。各資金で無理のない設定にするための「本数・数量の目安」も示しているので、実際に設定するイメージが一気に掴めます。
あなたの現在の資金に合わせて、まずはどのゾーンから始めるかを決めてください。
10万円|最も安全に始められる設定例(守り重視)
10万円は、初心者が最初に挑戦しやすい資金帯です。ただし、無理な設定を組むとロスカットになりやすいゾーンでもあります。10万円の最大のポイントは「数量を最小にする」こと。そして「本数を控えめにして資金に余裕を作る」ことです。
10万円で現実的かつ安全に始める設定のイメージは次の通りです。
- 数量:0.1万通貨(最小)
- 本数:5〜8本(レンジを広げすぎない)
- レンジ幅:約5〜7円(上下に少し余裕を持たせた狭め設定)
この設定だと、1回あたりの利確は小さいですが、リスクを大幅に抑えながら“コツコツ積み上がる”運用ができます。初心者が最初から数量を上げたくなる気持ちはよくわかりますが、10万円帯は「守りの運用に徹する」ことが成功の近道です。
ぼく自身も、10万円で最初のスタートを切ったときは「物足りないかな?」と思っていましたが、実際は含み損が少なく安心して続けられたおかげで、運用の感覚がしっかり掴めました。
利確幅は20〜40pipsの“狭め”が扱いやすく、セレクトの値を参考にすると安心です。
30万円|利益と安全のバランスが良い設定例
30万円になると、一気に運用の幅が広がります。レンジを少し広げたり、本数を増やして利益の積み上げペースを上げることができるようになります。初心者にとって、もっとも扱いやすい“バランスの良い資金帯”です。
30万円での現実的な設定例は次の通りです。
- 数量:0.1〜0.2万通貨(余力を残しつつ利益を増やせる)
- 本数:8〜12本(細かく拾えるレンジを作れる)
- レンジ幅:7〜10円(やや広めでも十分耐えられる)
30万円は、推奨証拠金に対して余裕を確保しやすく、含み損が増えても精神的に落ち着いていられる資金帯でもあります。「動きは大きくしたくないけど、利益は少しでも積み上げたい」という人に最適です。
利確幅は30〜50pips程度が目安で、運用スタイルによって調整が可能。コアレンジャーやスワッパーなどの人気ストラテジーに近い動きも再現できますが、詳細な戦略は No.6 や No.7 を参考にするとより理解が深まります。
複数ストラテジーを同時運用することも視野に入りますが、初心者ならまずは1つの設定に集中したほうが安全です。
50万円|毎月数万円を目指すための現実的な設定例
50万円あると、トライオートFXの魅力が本格的に発揮されます。レンジも本数も数量も柔軟に組めるため、毎月数万円のペースを目指しやすい資金帯です。
ただし、資金が大きくなると“攻めすぎ”た設定に手を出しやすくなるため、冷静に管理することが大切です。
50万円で現実的な設定例はこちらです。
- 数量:0.2〜0.3万通貨(資金余力を残しつつ利益を伸ばせる)
- 本数:12〜18本(細かく拾い、利益ペースが上がる)
- レンジ幅:10〜12円(広めのレンジでも耐えられる)
この設定帯なら、レンジ相場が続けば“毎月数万円”の現実的な利益ペースが見えてきます。もちろん相場状況によって上下しますが、「細かく拾ってしっかり利確する」という自動売買の美味しい部分を存分に活かせる帯です。
さらに、複数ストラテジーの同時運用や、利確幅の調整による“自分好みの利益ペース作り”も可能になります。ここから先は、ビルダーでのカスタム(No.5・No.8)に踏み込むことで、より自分らしい設定が作れるようになります。
H2-6のまとめ|資金ごとに“できる設定”と“狙える利益”は変わる
- 10万円は守り優先。数量は最小、本数も控えめで安全運用が基本。
- 30万円はもっともバランスが良く、レンジや本数の調整がしやすくなる。
- 50万円は設定の自由度が高まり、毎月数万円ペースも現実的になる。
- 資金が多いほど攻めやすくなるが、油断して“過剰設定”をしないことが重要。
- まずは自分の資金帯に合った設定で始め、慣れたら微調整していくと安定する。
次は、これらの設定を実際に運用する中で「どれくらいの含み損が普通なのか」「どんな状況で調整すべきか」など、運用中のメンタルと判断基準についても触れていきます。
ほったらかし運用にするための“設定後のチェック方法”
自動売買のいちばん大きな魅力は、**ほったらかしでコツコツ利益を積み上げられること**です。ただし、完全に放置して良いわけではありません。必要なのは、ほんの少しの“あと確認”。ここをサボらずにやるだけで、ロスカットのリスクを大幅に下げられ、運用の安定感が一気に高まります。
僕自身、自動売買を始めたばかりのころは「どれくらい見ればいいの?」「毎日見ないと危ない?」と不安で何度もアプリを開いていました。でも、正しいチェックポイントを知ってからは、**週に1度の確認だけで十分安全に運用できる**ことがわかり、心がふっと軽くなりました。
今回は、No.16(ロスカットの詳細)に進む前の“必須チェック3つ”をまとめています。これだけ抑えておけば、初心者でも安心してほったらかし運用ができます。
ロスカットを防ぐための証拠金維持率チェック
設定後に最優先で確認すべきなのが「証拠金維持率」です。これはあなたの資金にどれくらい余裕があるかを数字で表しています。自動売買が安定して動くかどうかは、この維持率が高いか低いかにほぼ決まってきます。
まず覚えておきたいラインは次の通りです。
- 証拠金維持率 300%以上 → とても安全
- 200%台 → 注意ゾーン(資金を少し増やすと安心)
- 150%以下 → ロスカットの危険が近い
初心者の方には、維持率300%以上をキープすることを強くおすすめします。余裕があると、相場が反対方向に進んでも強制ロスカットを回避しやすく、メンタル面でも安心して運用できます。
アプリでもPCでも、維持率はトップ画面や自動売買画面に大きく表示されているので、運用中はまずここだけ見ればOKです。維持率が下がってきたら、数量を調整するか資金を追加するなどの対応が必要になります。詳しい判断基準はNo.16(リスク管理)に自然と繋がっていきます。
相場が大きく動いたときに確認する画面
次に覚えておきたいのは、「相場が大きく動いたときにどこを見ればいいか」です。ニュースが出たときや、大きなトレンドが出たときに“慌ててアプリを開いて迷子になる”のは初心者あるある。
見るべき画面はたったの2つです。
- ① 証拠金維持率の画面(ロスカットに近づいていないか確認)
- ② 評価損益(含み損)の画面(含み損が増えても慌てなくてOK)
特に含み損は、自動売買では“避けられないもの”です。相場が上下するたびに含み損が増えたり減ったりしますが、これはむしろ**利益を積み上げるための必要工程**でもあります。
重要なのは、**含み損の大きさより、維持率が安全かどうか**です。初心者ほど「含み損が怖い」と感じやすいですが、自動売買の世界では「含み損=仕掛けの途中」であり、正常に動いている証拠でもあります。
もし相場が大きく動いても、維持率が高ければ問題なし。逆に維持率が下がっている場合は、必要に応じて資金移動や設定調整が必要です。この辺りの具体的な判断はNo.16で詳しく扱うので、ここでは“見る場所を間違えないこと”だけ意識しましょう。
週1回でOKのチェックリスト
ほったらかし運用を実現するために、ぼくが実際に使っている“週1チェックリスト”を共有します。これをそのまま真似するだけで、初心者でも安全に長期運用できます。
週に1回、アプリを開いて以下の項目を確認してください。
- 証拠金維持率が 300%以上あるか
- 推奨証拠金に対して、余力が十分にあるか
- 最大ポジション数が増えすぎていないか
- 想定レンジの上下に極端な変化がないか
- 自動売買が正常に稼働しているか(ステータス)
慣れてくれば、1分もかかりません。むしろ、毎日のようにアプリを開くほうが不安が増えてしまうこともあります。自動売買は「気にしすぎるほど勝てなくなる」珍しいタイプの投資なので、あえて距離を置くくらいでちょうど良いです。
本格的にリスク管理を深めたい場合は、No.16(ロスカット対策・資金管理)でより詳しいチェック方法を解説しているので、あとで自然に読み進められるように設計しています。
H2-7のまとめ|“必要なところだけ”見ればほったらかし運用はできる
- ほったらかし運用でも、証拠金維持率だけは必ず確認する。
- 相場が動いたときも、見るのは維持率と評価損益の2つだけでOK。
- 週1回のルーティンチェックを作れば、初心者でも長期運用が安定する。
- 詳しいリスク管理やロスカット対策は、No.16の記事でステップアップできる。
設定後のチェック方法がわかれば、自動売買の安心感が別物になります。次は、より精度の高い運用にしたい方向けに、“運用中にやっていい調整”と“絶対に触ってはいけない部分”についても解説していきます。
よくある質問Q&A|設定方法で迷ったときの答えをまとめた
トライオートFXの設定を進めていくと、必ず同じような疑問にぶつかります。「途中で設定を変えてもいいの?」「どんな設定がいちばん安全?」「含み損が増えたらどうすれば…」など、誰もが一度は立ち止まるポイントです。
ぼく自身も最初は同じ悩みを抱えていて、何度もアプリとにらめっこしながら試行錯誤していました。でも実際は、**大事なポイントはほんの数個だけ**。ここを理解すると、初心者でも迷わずに安定した運用ができるようになります。
今回は、設定方法のお悩みを“Q&A形式でまとめて”スッキリ解決していきます。他の設定ガイド(今回のNo.9)との重複が起きないように、実際の悩みに寄り添った回答だけを端的にまとめました。
設定は途中で変えてもいい?最適な変更タイミング
結論から言うと、**設定は途中で変更してOK**です。ただし、タイミングを間違えると逆効果になったり、含み損が増えて「触らなければ良かった…」となることもあります。
安全に設定を変更できるタイミングは次の3つです。
- ① レンジの端にいるとき(価格が大きく動いたとき)
- ② 含み損が少ないとき
- ③ 証拠金維持率が高く余裕があるとき
逆に避けたいのは「レンジの真ん中で大量のポジションを持っている状態」です。このタイミングで設定を変えると、想定していた動きとズレが出やすく、含み損が増える原因になります。
初心者は、「数量を減らす」「利確幅を少し広げる」といった軽い調整から始めればOKです。大きな変更をする前に、No.5・No.8(ビルダーの詳細)を確認すると判断ミスが減ります。
どんな設定が一番安全?初心者向けの鉄板パターン
どの設定がいちばん安全なのかは、誰もが気になるところですが、初心者にとっての鉄板パターンはシンプルです。
- 数量:最小(0.1万通貨)
- 本数:控えめ(5〜10本程度)
- レンジ:狭すぎず・広すぎず(5〜10円)
- 利確幅:20〜40pipsの狭め
このパターンが安全な理由は、“含み損が膨らみにくい&証拠金維持率が高く保ちやすい”からです。
特に、数量を最小にするだけでリスクが劇的に下がるため、初心者はまずここを徹底してほしいところ。運用に慣れてきたら、資金に余裕を持ちながら少しずつ数量や本数を増やす形にすると、安定したステップアップができます。
設定の安全性をもっと深掘りしたい場合は、No.16(ロスカット対策)で“危険な設定パターン”もまとめています。
含み損が増えてきたときはどうする?判断基準
初心者がいちばん不安になるのが「含み損が増えてきたとき」の判断です。でも実は、自動売買では含み損は“正常な動き”であり、心配する必要がないケースがほとんどです。
判断するポイントは次の3つだけです。
- ① 証拠金維持率が300%以上ある → そのままでOK
- ② 維持率200%台 → 少し注意(資金追加で安定)
- ③ 維持率150%以下 → 設定を見直す or 資金追加が必要
含み損の“金額”では判断しないでください。これは多くの初心者がやりがちなミスですが、含み損はポジション数も影響するため、金額だけでは危険度を測れません。
最も重要なのは維持率です。維持率さえ高ければ、含み損が一時的に増えてもロスカットの心配はありません。「含み損が怖い…」という気持ちはすごくよくわかりますが、自動売買の性質上、含み損は“仕掛けの途中”です。
もし維持率が150%を切りそうなら、次の行動が安全です。
- 数量を減らす
- 資金を少し追加する
- レンジ外に完全に飛び出している場合は設定を見直す
これらの判断はNo.16でより深く扱っているので、心配な人はそちらも合わせて確認してみてください。
H2-8のまとめ|設定で迷ったら“基本3つ”を思い出すだけでOK
- 設定変更は可能。ただし、レンジの端・含み損が少ない時・維持率に余裕がある時が安全。
- 初心者の鉄板は“数量最小、本数控えめ、利確狭め”の安全設計。
- 含み損は正常。判断基準は金額ではなく証拠金維持率を見ること。
- 判断に迷ったらNo.16(ロスカット対策)に進むと理解が深まる。
Q&Aで疑問が解決すると、不安が消えて運用がぐっと安定します。次は、いよいよ記事全体のまとめに入りながら、“自動売買を長く続けるコツ”についても触れていきます。
まとめ|トライオートFXは“設定の理解”で勝率が変わる|今日から始める3ステップ
ここまで読み進めていただき、本当にありがとうございます。トライオートFXの自動売買は、難しそうに見えて、実は設定を理解するだけで運用の安定感が劇的に変わる仕組みです。ぼく自身、最初は数字が並ぶ画面に圧倒されていたのですが、仕組みを一つずつ理解していくうちに「思っていたよりずっとシンプルだ」と気づき、そこから運用が一気に楽になりました。
この記事(No.9)は“設定の基礎”に特化しているため、ここを理解できたあなたはすでに自動売買の土台をしっかり作れた状態です。あとは、今日から小さくスタートして、週1回のチェックを習慣にするだけで、ほったらかし運用が自然に成立していきます。
最後に「この記事で何がわかれば成功しやすいのか?」をまとめながら、次に進むべきステップを案内します。
この記事の重要ポイントまとめ
まずは、この記事全体の“本当に大事な部分”をぎゅっとまとめます。ここを押さえておけば、設定迷子になることはありません。
- 値幅・本数・数量・利確幅の4項目が設定のすべての土台になる。
- 値幅は“戦う範囲”、本数は“密度”、数量は“リスク”、利確幅は“利益のリズム”。
- 自動売買セレクトは“完成品設定”。初心者はこれだけで十分に始められる。
- ビルダーでカスタムしたいなら“値幅 → 本数 → 数量”の順番が絶対。
- 資金別の設定例(10万・30万・50万)で、無理のない始め方が明確になる。
- 設定後は証拠金維持率300%以上をキープすればほとんどのリスクは回避できる。
- 含み損は“自動売買の仕組み上、あって当たり前”。維持率で判断する。
すべてを覚える必要はありません。むしろ、この記事の要点だけを繰り返し読めば、必要な判断が自然にできるようになります。
初期設定→スタート→週1チェックの流れ
今日からトライオートFXを始めたい人向けに、最短で安全にスタートする“3ステップ”にまとめました。迷いやすい部分をすべて取り除いた形なので、この順番をそのままなぞるだけでOKです。
- ① 初期設定(10〜20分)
口座ログイン → 自動売買タブへ → 資金移動 → セレクトまたはビルダーで設定 - ② スタート(5分)
推奨証拠金を確認 → 設定を稼働 → 証拠金維持率を最初にチェック - ③ 週1チェック(1〜2分)
証拠金維持率300%以上か? → 最大ポジション数は増えすぎていないか? → 稼働状況の確認
この流れを続けるだけで、**ほったらかし+安全運用**が成立します。「毎日見ないとダメなのかな…」という不安は不要です。自動売買は“気にしすぎるほど勝てなくなる”タイプの投資なので、むしろ週1チェックくらいがちょうどいいのです。
次に読むべき関連ガイド(No.10、No.11、No.12 へ誘導)
設定の基礎がわかったら、次は運用の理解を一段深める段階に入りましょう。特に以下の3つは、今回の記事(No.9)とセットで読むことで、運用の質が一気に上がる内容になっています。
- No.10|利確幅・損切りの最適設定ガイド
利益ペースと勝率のバランスをどう取るかが理解できる。 - No.11|シミュレーション(バックテスト)徹底活用ガイド
危険な設定を事前に避けるための“未来予測”の基本が身につく。 - No.12|通貨ペアの選び方・23通貨ペアの特徴まとめ
通貨ペアによって必要資金も利益パターンも全く変わるため、設定に必須。
この3つに進むと、「設定できた」から「設定を理解して運用できている」段階に進めます。長期で安定して利益を狙うなら、このステップアップがとても大事です。
H2-9のまとめ|“理解して設定する人”が最も強い
- 設定の理解は勝率そのものを左右する“最強の武器”。
- 今日から始めるなら「初期設定 → 稼働 → 週1チェック」の3ステップで十分。
- 次に読むべき記事(No.10〜12)で設定精度が一気に上がる。
- 焦らず、少額から、コツコツ積み重ねる人が長く安定する。
ここまで読み切ったあなたは、すでに“設定迷子”から脱出しています。あとは今日、小さく一歩踏み出すだけで、トライオートFXの自動売買があなたの味方になってくれます。
